プロが教える!トイレのお掃除方法
第2回トイレ清掃の流れは?
◆清掃は「順番」が大事
そもそも清掃や掃除に決まったかたちはありませんが、一定のやり方や進め方を決めておくことで「作業もれ」「やり忘れ」を防止することができます。
また、効率的に仕上げる、衛生的に仕上げる、という意味でも定められた順番で進めることが重要になります。
◆清掃とともに行うこと(整頓)
トイレ清掃の際は、清掃とともに消耗品の残量チェックや補充も行います。 その他にも付随してゴミ箱のゴミや汚物入れのゴミも回収するようにします。
ペーパーの補充
ペーパータオルの確認も
◆清掃の流れ
以下の①から③のフローに沿って清掃を進めていきます。
①補充・除塵の作業【整頓】
消耗品のチェック・補充と埃やゴミ屑の除去
▼
②洗浄の作業【清掃】
洗面ボウル、大便器、小便器の洗浄
▼
③衛生仕上げの作業【清潔】
手や身体が触れる部位の衛生剤拭き
①補充・除塵の作業【整頓】
◎ペーパー類や手洗い石鹸類の残量チェックと補充
◎ゴミ箱およびサニタリーボックスのゴミを回収、新しいゴミ袋を装着
◎床の除塵
②洗浄の作業【清掃】
◆洗面ボウルの洗浄
◎洗剤を使用してスポンジで磨く
◎排水溝や排水栓をブラシで洗浄
◆洗面台まわりの拭き上げ
◎鏡をクロスで拭く
◎水栓金具や洗面台全体を拭く
◆便器と小便器の洗浄
◎洗剤を使用して小便器内側をトイレブラシで磨く
◎洗剤を使用して大便器内側をトイレブラシで磨く
◆便器と小便器の拭き上げ
◎便座蓋及び便座裏を拭く
◎便座の淵を拭く
◎小便器の淵及び外側を拭く
◎小便器下の床を拭く
③衛生仕上げの作業【清潔】
◆洗面台の接触箇所の衛生拭き
◎水栓ハンドル等
◆大便器・小便器の接触個所の衛生拭き
◎便座
◎水栓レバー
◎温水洗浄便座の操作ボタン
◎個室ドア
◆トイレ室ドアの衛生拭き
◎ドアのノブやノブ周辺の手が触れる部位
◆床面の拭き掃除
◎床面の水拭き(※状況に応じてから拭きで仕上げる)
◆仕上がりチェック・終了
【整頓】
<補充>
ペーパー類や石鹸類は補充されているか?
<整頓>
小物類や備品類はキチンと並んでいるか?
ゴミ箱やサニタリーボックスにゴミが残っていないか?
【清掃】
<洗面まわり・便器まわり>
磨き残しはないか?
拭きムラは残っていないか? 毛羽は残っていないか?
<床>
小さなゴミや毛は残っていないか?
全体がしっかり拭かれているか?
<天井・壁・ドアまわり>
目立つ汚れやホコリがないか
次回、第3回は『拭きや磨きはどのように行うの?』『清掃上のポイントは?』をテーマにお伝えします。
*トイレ清掃のやり方をより詳しく知りたい方は『一般社団法人日常清掃協会』のHPをご覧ください。
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©︎2022日常清掃協会association